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ドッグフード初心者のために

トイプードルに適したドッグフード

フワフワした毛に覆われ、大きな目と愛嬌のある仕草で絶大的な人気を誇る犬種です。
日本で最も人気の高い犬種で、老若男女を問わず幅広く人気があります。
綺麗にトリミングされた姿は、まるで可愛いヌイグルミと勘違いしてしまうほど。
可愛いだけではなく、気品ある振る舞いが出来る賢い犬種でもあります。
今回は、大人気のトイプードルに与えるドッグフード選びについてポイントをご紹介します。

骨と関節をケアする成分を考慮しましょう

トイプードルは、遺伝的な病気として「膝蓋骨脱臼」と呼ばれる症状が現れやすい傾向にあります。
この病気は、人間で言うところの「膝のお皿」の骨が脱臼する病気です。
この症状を予防するために、「カルシウム」「コンドロイチン」「グルコサミン」が配合されているドッグフードを与えるように考慮しましょう。
このポイントは非常に重要で、ペットとして飼われている多くのトイプードルが「膝蓋骨脱臼」を患っており、最悪の場合は歩けなくなってしまいます。
手術による回復方法もありますが、常日頃からサポートするための栄養素を含んだドッグフードを選ぶ事で、その確率を可能な限り下げてあげましょう。

太らせないように注意しましょう

愛犬を太らせてしまうと、「膝蓋骨脱臼」の可能性を高めてしまうばかりか、外の病気の可能性も上げてしまいます。
活発な犬種ですので、良質なタンパク質を摂取し、筋肉量を多くすることで、強い体を維持することが可能となります。
オヤツを欲しがる子が多いですが、オヤツよりも高品質なドッグフードを与えて、体作りを考慮しましょう。
適正体重を維持するのは飼い主の責任です。

てんかん・外耳炎をサポートするドッグフードを探しましょう

トイプードルは、癲癇を起こす可能性の高い犬種です。
また、外耳炎を患いやすい犬種でもあります。
ドッグフードは、可能な限り添加物の少ないフードを選択するようにしましょう。
なぜならば、食品添加物がてんかんやアレルギーによる炎症反応として「外耳炎」を引き起こす場合があるからです。
こういった症状を少しでも予防するため、体の免疫力を高めるビタミンの豊富な材料をチェックして与えてあげましょう。
ビタミンC、ビタミンAは抗酸化作用により、皮膚や粘膜を保護してくれる栄養素です。
ビタミンB群は、体の元気の源であるエネルギーを生み出す重要な栄養素です。
大型犬や中型犬では気にならないレベルの添加物含有量であっても、小型のトイプードルに影響がでる可能性があります。
ドッグフード選びでは成分表をチェックするなど、対策と注意を行いましょう。

高タンパク質低脂肪なドッグフードが理想的です

理想的には高タンパク質で低脂肪なドッグフードです。
また、穀類を利用しないグレインフリーなドッグフードを選択するようにしましょう。
一般のドッグフードよりも高価ではありますが、アレルゲンになりやすい穀類を含まず、太らないように低脂肪でありながら、良質な動物性蛋白質を含むドッグフードは、愛犬のコンディションを目で見てわかるほど良好にしてくれるでしょう。

人気犬種のトイプードルですが、遺伝的な病気や小さな体を守るために必要な栄養素を考慮する必要があるなど、決して丈夫な体とはいえません。
日々の生活の中で、何が一番不足していて、何を考慮するべきかを常に考えておきましょう。
トイプードルが病弱なイメージを持たれたかもしれませんが、どの犬種もなんらかの病気に掛かりやすいリスクは持っています。
トイプードルだから特別という訳ではありません。
どの犬種をペットとして迎え入れたとしても、日々の体調管理や体重管理、ドッグフード管理は必須と考えるべきでしょう。