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ドッグフード初心者のために

シーズーに適したドッグフード

中国宮廷で飼われていたという史実が残っている高貴な犬種、それがシーズーです。
ふわっとした毛並みとクリッとした大きな目が特徴的で、愛嬌があり人懐っこく、さらに賢いので躾も楽にできます。
このような特徴をもった犬種ですので、日本だけでなく世界でもペットとして多く飼育されています。
今回は、そんなシーズーのドッグフード選びについてポイントをご紹介します。

抗酸化作用を期待できるドッグフードを探しましょう

ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンCを含む食材を使っているドッグフードを探してあげましょう。
食いつくかどうか試してみる必要がありますが、粉末状の青汁をドッグフードに混ぜる方法も効果的です。
シーズは特に「涙やけ」になりやすい犬種です。
その理由は、目の周りの長い毛にあります。
毛が目を突いて傷つけてしまうため、目の病気に掛かりやすいのです。
涙やけや角膜炎、結膜炎、白内障など、残念ですが多くの目の病気になる可能性が高い特徴を持っています。
最悪の場合は失明に繋がりますので注意が必要です。
そのために普段与えるドッグフードで免疫力を高めておきましょう。

皮膚のケアを考慮したドッグフードを選択しましょう

シーズーは他の犬種と比べて肌が敏感で、アレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎になる可能性が高い犬種です。
その要因として考えられているのがドッグフードに含まれる「添加物」です。
シーズーに与えるドッグフードには、添加物の少ないものを選択して与えてあげましょう。
アレルギーの代表格である穀類(トウモロコシ、麦、大豆)は避けたほうが無難です。
それだけではなく、シーズーの場合は牛肉や豚肉によりアレルギー反応がでる場合がありますので注意が必要です。
牛肉、豚肉を避けるとなれば不安になりますが、鹿肉などを利用した牛と豚以外のドッグフードも販売されておりますので安心してください。

肥満にならないように注意しましょう

高タンパク質、低脂肪、低カロリーなドッグフードを選択してあげましょう。
肥満は、多くの病気のきっかけになります。
特にシーズーは肥満になりやすい犬種ですので、適正体重の範囲になるように飼い主が調整してあげなければなりません。
先に説明させていただいた「皮膚のケア」にも大きく関係し、シーズーの場合は肥満によって皮膚に炎症が出る可能性が高まります。
高タンパク質で低脂肪、低カロリーな食事を行うだけでは不十分で、適度な運動も必要です。
適度な運動を実施することで、タンパク質が筋肉を育て、理想的な筋肉質の体を得ることが出来ます。
しかし、ドッグフードの種類を頻繁に変えてはいけません。
ドライタイプ、ウェットタイプ等のドッグフードの種類を、安易に変えないように心がけましょう。
シーズーは食事にデリケートな犬種ですので、今までと違うドッグフードが出てきただけで警戒してしまうこともあります。
「食べないなら食べさせない(食事を抜く)」という躾で対応している飼い主が多いのですが、どうしても食べない場合は、もとのドッグフードに戻してあげましょう。
躾に厳しくするあまり、適正体重を下回らないように注意しましょう。
適正体重を下回ると免疫力が低下するため、敏感な皮膚に何らかの影響が出る可能性が高まります。

今回ご説明した通り、シーズーは目や皮膚に異常が現れる可能性が高い犬種です。
症状が現れてから対応するのではなく、普段の生活からドッグフードで対策を行いましょう。