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ドッグフード初心者のために

初めてのドッグフード-02

比較的手に入り易いドライタイプのフードやソフトドライタイプのフードですが、犬によっては食べ飽きて食欲が衰える場合があります。
そんな時に活躍してくれるのが、「セミモイストタイプ」フードと「ウェットタイプ」フードです。
今回は、知識ゼロからのドッグフードとして代表的なセミモイストタイプのフードと、ウェットタイプのフードをご紹介致します。

セミモイストタイプ

いわゆる「○○ジャーキー」と呼ばれているフードです。
水分含有量は25%~30%程度と、ソフトドライタイプのフードと同等なのですが、加工方法に違いがあります。
セミモイストタイプは、ところ天を作る道具の様に「フードを押し出して成型」します。
ソフトドライタイプよりもフードの塊が大きくなりますので、犬にとっても嗜好性が高く、好む匂いも強くなります。
大きさも多種多様にあり、小分けにして与えやすいため、主食ではなく犬用おやつのコーナーに陳列されている事が多いフードです。
セミモイストタイプのフードも、ソフトドライタイプフードと同じように、しっとりした食感を長持ちさせるため、湿潤調整剤や防腐剤が使われている場合が多い傾向にあります。
品質を保つために必要ですが、パッケージに記載されている情報をチェックし、湿潤調整剤や防腐剤の少ないものを選択しましょう。
ドライタイプやソフトドライタイプに比べると、若干割高ですので、主食として与えるには少し贅沢な感じを受けます。
オヤツなどの御褒美として与えるのが良いでしょう。

ウェットタイプ

水分含有量が75%以上のフードはウェットタイプに分類されます。
肉や魚をペースト状に加工し、長期保存が出来るように殺菌処理が施された状態で、缶詰やレトルトパウチに入れられます。
ここまで紹介させて頂いたフードよりも、特に犬の嗜好性が高いフードです。
食欲のない犬でも、カリカリの中に混ぜてあげるだけでバクバクと食べてくれるほど犬にとっては美味しいフードになります。
あまりに美味しすぎるので、ウェットタイプのフードを与え続けていると、ドライタイプのフードを食べなくなってしまう愛犬もいます。
バクバク食べてくれるからとはいえ、与えすぎには注意が必要です。
また、当然ながらカリカリのような歯ごたえはありませんので、与える頻度を多くすると、噛む顎の力が弱くなってしまいます。
値段も紹介したフードの中でダントツに高価です。
缶詰やレトルトパウチの状態ならば長期保存可能ですが、一度開封したら保存は不可能です。
開封後は出来るだけ早く使い切りましょう。

これらはいつものフードに飽きてしまった愛犬にの食欲を戻してくれる嬉しいフードですが、与えすぎるとそれしか食べなくなってしまいますので注意が必要です。
ドライタイプやソフトドライタイプに混ぜるなど、工夫しながら愛犬が喜ぶレシピを研究するのも飼い主の楽しみの一つではないでしょうか。