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ドッグフード初心者のために

パグに適したドッグフード

中国が起源とされるパグは、2000年以上前から人間と共に生活してきた犬種です。
特徴的な額のシワがなんともいえない愛嬌のある表情を醸し出してくれます。
その愛くるしい表情から、日本でも根強い人気のある犬種です。
そんな歴史あるパグは、穏やかで優しい性格をしているのですが、運動量が多く活発で食欲も旺盛です。
ですので、ドッグフードの善し悪しが体調に現れやすい犬種であるといえます。
今回は、そんなパグに適したドッグフード選びのポイントについて、皆さんにご紹介します。

小粒のフードを選んであげましょう

「食べてもすぐにせき込んで吐き出してしまう」という状態を多く経験するのがパグの飼い主さんです。
そもそも犬は咀嚼せずに飲み込む習性があるのですが、特にパグはその習性が強く出ます。
食欲旺盛でがっつくように食べるパグは、まるで飲み物のようにドッグフードを喉に流し込みます。
従って、大粒のドッグフードでは引っかかり易く、むせて吐き出してしまうのです。
なるべく小粒のドッグフードを選択し、さらに食べ易くするならばお湯でふやかす等の工夫をしましょう。

ビタミンの豊富なフードを選んであげましょう

ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンCを多く含んだドッグフードを選択してあげましょう。
ビタミンAとビタミンCは抗酸化作用に優れ、皮膚や体の粘膜を守ってくれる働きを促進してくれます。
また、ビタミンB群は、体の代謝を高める働きがあり、健康な皮膚等、体を常に活き活きとさせてくれる重要な栄養素です。
なぜビタミン豊富なフードが良いのか、その理由は、主にパグの皮膚病予防にあります。
パグの顔には、特徴的な可愛らしいシワが刻まれていますが、そのシワが皮膚病の温床になります。
シワとシワの間が蒸れてしまったり、そこに埃がたまると炎症を起こしやすくなるのです。
飼い主がこまめに皮膚を清潔に保つのは当たり前として、ドッグフードによる免疫力増強はパグの健康には欠かせない大切な要素です。
「体の免疫力向上」「皮膚の健康を維持」のため、免疫力向上や皮膚の健康に着目したフードをいくつか試してみると良いでしょう。
また、人間用の粉末青汁をフードの中に混ぜる方法も効果的です。
青汁は少量でも沢山のビタミンを摂取できる健康食品で、犬にも効果的です。

高タンパク・低脂肪なフードを選んであげましょう

冒頭でも述べたように、パグはその優しい性格とは裏腹に、活発で運動量の豊富な犬種です。
運動量と比例するように食欲も旺盛で、とにかくよく食べてくれます。
従って、おやつなどを安易に与えているとすぐに肥満になってしまいます。
運動量が多いからと、必要以上にオヤツやフードを与えるのはNGです。
脂肪控えめで高タンパク・低脂肪なドッグフードを選んであげるようにしましょう。

ドッグフードに含まれる添加物に注意しましょう

パグは体が小さいため、中型犬や大型犬なら問題にならない食品添加物にアレルギー反応をみせる場合があります。
可能な限り食品添加物の少ないドッグフードを選んであげましょう。
また、トウモロコシなどの穀物類にも注意が必要です。
トウモロコシ、麦などの穀物にアレルギー反応を見せる場合もありますので、グレインフリーのドッグフードを選択肢として考えてあげるようにしましょう。

特徴的で可愛らしい表情のパグは、穏やかな性格でありながらも活発で食欲旺盛。
飼い主のドッグフードの善し悪しが如実に体調に反映されます。
標準体重の範囲内に管理し、ビタミン類の多いフードで免疫力を高め、いつまでも健康で共に暮らせるように配慮していきましょう。